お酒を飲んでも何も解決しない
先日、断酒100日目を迎えた。私にとって今回が初めてではなく、これで2回目である。
これまでの断酒最長期間は4ヵ月だ。
体重が少しずつ減り、体形もちょっとずつ変化を見せてきている。
飲酒欲求よりも、痩せたい気持ちが勝っているから4ヵ月は余裕でいける。クリアしたい。
これまでの努力、継続してきたことを無にしたくない一心で、私は断酒している。
最近よくポジ熊さんのブログを読む。断酒を決意した記事を読んだ。
禁煙を継続しているポジ熊さんですが、過去の禁煙失敗が「お酒」によるものだと別の記事に書かれていた。
何かを断とうと根気よく努力している人、断酒されている方の記事やお酒による失敗談を読んで、私はいつも勇気づけられ、自身の断酒継続の励みになっている。
というのも、身近でそのことを語り合える人が私にはいない。地元に断酒会はあるけど、知り合いに会ったりしたら嫌だという理由で参加していない。情報は洩れないはずだけど、どこか信用できない自分がいる。
断酒100日目クリアしたからとはいえ、調子に乗ってはいかん… 油断は禁物だ。
私も便乗して、過去に合ったお酒による大失態を時系列ごちゃごちゃだけど、いくつかあげていきたい。
※ここに書けるものだけに留めているので悪しからず・・・。
お酒で欠勤、遅刻をしたことがある
私の場合、お酒を飲み始めると「もっともっと飲みたい!」と強烈に求めてしまい、いつもそれに負けてコントロールが出来なくなる。上手くコントロールできたことも数回はあったけど、大半は失敗している。
飲んでいると、「なんとかなる♬大丈夫!」といった万能感が出てきてしまう。「なんとかなる」の誤った使い方をし始める。そして、「明日は明日の風が吹く」という感じで調子に乗り、今の楽しみをもっと味わうべく夢中で飲みまくってしまう。
案の定、仕事に支障が出てしまう。二日酔いで動けないで、頭痛や嘔吐、下痢に苦しみ、身体のコンディションは最悪だ。
健康な状態での仕事もめちゃくちゃ大変なのに、二日酔いはその倍しんどくて、時が長く感じる。
仕事に対して、全く誠実ではなかったとふり返り、その頃を思い出すと自己嫌悪しかない。社会人としてやばい…… いや、人としてほんとどうかしてたと思う。
好きでもない人と一夜を共にした
長年付き合っていた彼氏に別れを告げたことと、他にもいろいろ重なって自分の飲酒回数が増えた。
うつ病を患っていた時期に、やってはいけない大きな決断をしてしまったのがいけなかった。ていうか、療養優先する必要があるのにも関わらず、飲酒してしまっていた。
自分で別れを告げたくせに、寂しさに耐える覚悟が全く足りていなかった。「心に穴が空いた」のを、あの時しっかり体感した。強烈な孤独感に耐えられない。不眠で良からぬことを妄想したり、色んなことを考えてしまうのをやめたくても止まらない……それで現実逃避しようとお酒に走ったのだ。
大体1人で動画やDVDを見ながら飲むことが多い。酔いがだいぶまわってきたところでふと誰かに電話したくなったり、会いたくなったり人恋しくなる。夜中の電話にも関わらず、付き合ってくれた友達には迷惑をかけてしまった。うんざりしただろうに、本当に申し訳ない。
友達に連絡するまでにとどめれば良かったのだけど、ダメ元で前の前の元カレに連絡をとってしまったことがあった。あちらも応じてくれて、会いに行って欲望の赴くままにイチャイチャしてしまった。
もうほんと… 自分クソだわ、最低だわって我ながら思う。今でもここでは書けないような汚い言葉で罵ってやりたくなるけど、同情する気持ちも少しはある。この時の私は、誰でもいいから寂しさを埋めてほしかったのだ。
ある時は1人で飲み歩きもした。たまたま入ったBarの店主となんとなくそういう雰囲気になり、一夜を共にしたこともあった。
お酒で自分の理性が大崩壊していた。私の人生の中で、過去最高に狂っていた時期だったと思う。メンヘラと言われても仕方がないかもしれない。
あの時、お酒に逃げないで、自分の気持ちにしっかりと向き合えばよかった。別れを告げた彼氏と話し合いに行けばよかった。自ら別れ話を言った手前、仲直りしようとか謝ろうなんて、かっこ悪くてダサすぎると見栄を張ったのがいけなかった。仮に話し合って結果関係修復に至らなくても、出来なかった後悔は今もずっと心残りだ。
不安感や罪悪感、希死念慮で死にそうになる
飲酒による離脱症状?からか、飲酒してしまった罪悪感や、普段の倍以上の不安感がどっと押し寄せてくる。思い出したくもないのに、過去に自分がやらかしたことが頭をよぎっていく。
「自分なんか生きる価値はないんじゃないか」
そう本気で思い込んで、猛烈に死にたくなった。
「もう何をしても無駄だ」
「これ以上傷つきたくない」
「失敗するくらいなら死んだ方がマシ」
もう消えてしまおう。死のうと思って、自殺方法を調べたり、どうすれば楽に逝けるのかとネットサーフィンしていた。楽に死ねる方法なんてわからなかった。そう考えること自体、なんて浅ましいんだろう。
首吊りのロープを購入することは出来なかった。だが実際に、近くの団地の最上階にのぼったことがあった。飲んだ勢いに任せた行動力は恐ろしい。
幸い、実行はしなかった。自殺に失敗したときの後遺症や住民への多大なる迷惑、実行したことによる医療費などの経済負担を考えるとすごく怖くなった。完全自殺マニュアルを読んでいたこともあり、お酒の力よりも理性が働いてくれた。
部屋で暴れて物を壊す
お酒で理性が大崩壊し、感情コントロールも全く出来なくなる。
一度だけ、自分に対する苛立ちを抑えきれず、怒りにふりまわされて自室で大暴れしたことがあった。物音を聞いてやってきた母親に、物を投げたり暴言を浴びせるなど八つ当たりをした。見境もなく、重い物を投げたりすることはしなかったけど、軽いものでも投げつけられるとかなり痛いと思う。
母に怪我はなかったけど、暴言暴力で心は傷ついたと思う。
母を泣いて「ごめんね」と言ったのに、
「謝れば済むと思ってるのか!」「泣けばいいと思ってるのか!」「泣くくらいならどっか行け!!」と私は怒鳴り散らした。
ひどい娘だ。鏡台やプラスチックの収納ケースを破壊した。ふらついて着地する際に、自分の左手首も痛めてしまった。生活に支障はないけど、時々痛んだりする。
恥ずかしくていたたまれない
こうやって文字にしていくと、穴があったら入りたい気持ちになってくる。やらかしたのはこれだけではないけど、これ以上書くのは今もうしんどくなってきたので、今回はここまでにしたい。
だけど、自分の大失態や醜い部分をさらすのは、飲酒への抑止力につながるから、断酒経過の報告と共に自分を戒めるためにまた書こうと思う。
左手首が若干痛む時や、壊れた収納ケースを目にすると、もうほんとに、こういう事はやめにしようって思う。自分も周りも傷つくだけだ。
最後に、断酒継続のきっかけになった菊池真理子さんの漫画をおすすめします。
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こちらの漫画も気になりますが、内容がしんどくてまだ読めずにいます。
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