自分の育て直し始めました☆

アダルトチルドレン(AC)やHSP(Highly Sensitive Person)・トラウマ・共依存・森田療法などに興味あり。読書や絵、アニメ、動物が好き。このブログでは私のこれまでを綴ったり、日々のこと、頭の中を整理するためにアウトプットしたり、学んだことをシェアする場所にしたい。

進路選択に失敗した話 ~誰かに必要とされたかった~

「将来の夢はなんですか?」

ほとんどの人が、小さい頃から周りの大人たちに聞かれていたと思う。



幼稚園生の頃は、誕生日会で「ケーキ屋さんになりたい」と、みんなの前で宣言していた。


なりたい理由は、ケーキをたくさん食べられると思っていたから・・・

ケーキそんなに食べられないくせに、なんとも子どもらしい考えだ 笑。

幼稚園はずっとそれで通していた。



小学校の頃は、理科の若いお兄ちゃん先生に憧れて、

学校そんなに好きじゃなかったのに先生いいかもって思えた。


だけど熱しやすく冷めやすかったこともあり、

ねこや犬とよくふれあうようになると、獣医師になりたくなった。


また時を経ると、漫画が大好きだからマンガ家もいいかもしれない・・・ってなった。

一時期、自分でラブコメ漫画を創作して、友達に読んでもらうことにやりがいを感じて嬉しかった。

あの時作った漫画ノート、恥ずかしいのが耐えきれず捨ててしまった。


あぁ~捨てないで残しておけば良かったと後悔している・・・絶対傑作ものだよ。



中学の頃は、学校の先生はやりたくないと考えるようになった。

仲間はずれされるし、退部したことも重なり、不登校になりかけていたのが原因だと思う。


学校嫌いな私が教師・・・ 絶対無理だなって思った。

将来の夢も漠然としていた。

とにかく、志望校に合格出来るように勉強勉強…と、必死だったからだはず。



高校生の頃、進路相談の時期になると、

父は「看護師を目指せ!」の一点張りだったことに強く反発していた。



父の望む者に私は決してならないと反抗していた。

私に看護師は向いてないと思っていた。

当時「ナースのお仕事」ってドラマが好きでよく見ていたけど

いろいろやらかす主人公を見て、私には合わないかも… 注射とか出来ないだろうなぁなんて思ってた。


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高校2年生の冬頃

部活帰りに書店へ寄り道しようとしていたら

電動車いすに乗った女性に出会った。

道に迷って困っていたので、寄り道をやめてその人の行きたい場所へ一緒に行くことにした。


口頭で道案内しても、土地勘がないと難しいかもしれない・・・

近くに介助者らしき人はいなくて1人。

日はとっくに沈んでいて、暗く見通しが悪くなっていたので、事故にあっては大変とこのまま放っておけなかった。



女性の行きたい場所まで少し会話をしながら、歩く。

所々段差や点字ブロックの上を進むと車いすががたつき、若干傾斜がある箇所がある。

この女性と一緒に歩かないと、気づけなかったことが色々あった。

転倒しないようにヒヤヒヤしつつも、目的地に無事たどり着くことが出来た。



この女性がどこから来たのか不明だったから、帰りも付き添おうと思ってたけど断られた。

「帰りは大丈夫、ありがとう」と言われ、その人と別れた。



この経験から、障がいのある人のサポートに興味を抱くようになった。

色々調べるうちに、「福祉」という言葉を初めて目にした。


私でも誰かの役にたてるかもしれない。

人に必要とされる仕事をやってみたいと考えるようになった。



今思えば、自分の承認欲求を満たそうとしていたんだろうなって。

うーん・・・誰かに感謝されたりするの気持ちいいもんだよね。

仕事にやりがい、生きがいをものすごく求めていたんだ。



そういや、なんで、「将来何になりたい?」ってみんな聞くのだろう。

そんな疑問すら感じなかった。

人は何かにならないといけない、それが当たり前だと思い込んでた。

何者にでもなれると思っていたけど、それは当たり前ではないということを今実感している。

自分らしく生きられればそれで良かったんじゃないか?