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小学生になって初めての夏休みを満喫し、
来週は登校日を控えていたある日の夕方……
私は弟と2人で、登ってはいけないところに登って遊んでいた。
親にバレないようにこっそりと遊ぶ…
いけないことだとはわかっているのに、悪いことをしてる高揚感?を味わって調子に乗っていたと思う。
それが災いして、私はバランスを崩して、頭からダイレクトに落ちてしまった。
高さ1mあるかないかだったけど、頭を強打して、激痛に悶絶していた。
たんこぶみたいなものが出来て、頭の痛みは徐々に引いていったけど、左腕に違和感を感じた。
子どもながらに「やばい、やらかしたかも…」と、内心パニックになった。
真っ先に頭に浮かんだのは、お母さんにバレたら怒られる!!だった。
怒られることを恐れた私は、呆然と立っていた弟に「このことは内緒だよ!お母さんに言わないでよ!」と、口止めをした。
夕ごはんの時間になり、平然を装ってご飯を食べようとするんだけど、左腕に力が入らず、お茶碗が持てなくてしどろもどろ……
ちょっと腕をあげようとしたら、痛みが走る。
普段の動作が出来なくなっていることに、私はすごく怖くなってきた。
普段とは違う私の様子に、お母さんはすぐおかしいという感じでこちらを見て、色々問いかけられたけど、なんでもないと頑固に返していた。
怒られるに決まってる・・・
痛みが増す不安よりも、怒られるのは絶対に避けたかったんだ。
なんとか、誤魔化してきたけれど、夜横になって眠ろうにも全然眠れない。
我慢出来ずに私は号泣した。
泣いて思うように喋れない私の代わりに、お母さんに問いかけられた弟がもう無理って感じで、事の真相をばらした。
私が恐れたことは起きなかった。
「なんでもっと早く言わなかったの?!」とは言われたけど、、
「お母さんが普段からガミガミうるさくなくて、優しければこんなに我慢しなかったよ」と、今なら言い返すと思う。
うん、悪いことをした負い目もあって言えなかった。
確か、その日の夜に親に連れられて夜間救急に行った。
検査結果、左腕にヒビが入っていたことがわかり、包帯でグルグル巻きにされた。
風邪ひいて通院することはあっても、入院したのはこの時が多分初めて。
2、3日くらいは入院していた気がする。
退院して、夏休みが明けても、まだ三角巾が取れない状態だったので、
久しぶりに会う担任の先生やクラスメートに、めちゃくちゃ心配された。
恥ずかしいやら照れくさいやら、、
注目されるのはドギマギした。
掃除の時、何かする時、いつもよりみんなが優しくしてくれたのが印象的で、なんだか私は嬉しかった。
登下校の時も、家が近かった同級生が私のランドセルを持ってくれて、とても助かった。
めんどくさかっただろうけど、本当にありがたかった。
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