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幼稚園の頃の自分にとって、強烈だった出来事があります。
年長組の頃、運動会に向けての練習。
おばちゃん先生2人は、私たちの演技の内容に納得してないためか、すごくイライラして怒りをあらわにしていた。
何回も何回も練習させられた。
まだまだ練習が続く中、私は帰らなくてはならなかった。
というのも、私が通っていた幼稚園では、午後は学童クラブもあったらしくて、
ほとんどの子達は学童に通っていて、私は午前のみで、学童には行っていなかった。
練習途中で帰らないといけないのは、仕方がないはずだと思う。
記憶が曖昧ではあるけど・・・ 確か、私は「帰ります」と先生に伝えた。
だけど、おばちゃん先生の腹の虫はおさまらなかったようで、
何言われたかよく覚えてないけど
「じゃあ帰れ!」
「ちゃんと練習出来てないのに!」
みたいな事を大声で怒鳴ってきた。
今思えば、あれって絶対八つ当たりに近いだろーって思える。
先生の都合でイライラしてるのを、子どもに向けるとか、あまりにも理不尽じゃないか?
私悪くないよ。
つか、一生懸命踊ったよ?
いーっぱい練習してヘトヘトだよ?
帰らないといけないのに、なんで叱られんの?
なんで私のせいみたいなの?
大声で言われて、当時はすごくビックリした為、言われた内容をよく理解出来なかった。
ただ、ただ、このおばちゃん先生が怖かった。
泣きそうになったのをぐっと我慢した。泣く事が出来ないほど、めちゃくちゃビビった気がする。
今では有り得ない気もするけど、この日、確かお昼抜きでずっと練習してた。みんなもおそらくそうだったはず。
お腹すいたし、怖かったし、疲れたし、さくら組に戻って、とりあえず自分のカバンを取って帰ろうとした。
そしたら、ふと、お母さんが作ってくれたお弁当見てたら、目が涙でいっぱいになった。
あー、お母さん…
お母さんにものすごく会いたい。
すごく恋しくなった。
甘えたくなった。
担任の先生は、私の存在に気づいて優しく声をかけてきてくれた。
それがきっかけで、涙腺崩壊。
私は緊張の糸がとけたのか、堪えきれずに思いっきり泣いた。
…この出来事を思い出すと、大人になった今でも、泣きたくなってしまう。
ほんと怖かったんだよね。
あれは堪えたなぁって_( _´ω`)_
みんなの前で怒鳴られる悔しさ。
頑張ってるのに褒めてもらえない。
みんなの前で恥をかかされたような気持ち。
納得してないのに、私は反抗も何も出来なかった。