はじめに
P.18 内向型だからといって、内気とも限らない。内気とは、他人から非難されたり、屈辱を感じたりすることを恐れる性質であり、内向性とは、刺激が強すぎない環境を好む性質である。
P.20 “完璧な外向型も 完璧な内向型も存在しない。そういう人間がいるとしたら、精神病院だろう。”By.ユング
私は、内気な内向型人間です。
今はそう認められるけど、昔は全くそれが受け入れられずにいました。
内向的、内気であるのはダメ、良くない。
明るくハキハキとして、活発に行動的でいる外向型の方がよく見られる。
小さい頃から、周りの人たちにそう刷り込まれてきました。
何の疑いもなく、私自身も「こんなんじゃいけない」と、外向型であろうと振る舞ってみました。
でも、元々が違うから大体空回りしてました。
なんで自分はダメなのかなぁ・・・ばかりが募っていく。
みんなは、どうして上手いことやれているんだろう?と・・・
- 作者: スーザン・ケイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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迷走しまくっていた当時の私に、この本をおすすめしたいけど
読書嫌いだったから、読んではくれないだろう 笑
とりあえず「こんな風に書かれてるよ!だから、ダメダメって自分を責めなくてもいいんだよ」って伝えたい。
今は読書好きだけど、どちらかというと遅読なもんで、、
本の厚さに心折れかけたけど、図書館で何度か借りて読めました(;'∀')
本では、20世紀の転換期にあたるアメリカでの文化の変換、
外向型、内向型の有名人のエピソードなどが紹介されていて、とても入りやすかったです。
生まれ持った気質が土台で、性格は後天的に獲得した様々な要素が複雑に混じりあって作られていく・・・
土(気質)から 芽(性格)が出てくる感じ。
生まれ持った気質は消えない。
性格を変化させることは可能だけど、輪ゴムのようにそれも限度があるということ。
内向型は、過度な刺激に反応し消耗しやすいので、自分がちょうどいい刺激に調整する工夫をするとか、
集団よりも、個人で考えることで創造性を活かせる、
あと、時には外向型のペルソナをつけた方がいいときもある…
緊張したり、オドオドしても、ある意味人間らしくて、周りに安心感を与えてるかもとか。
私にとって、非常に読み応えのある本でした。
ひとりでもいいんだって、なんだか嬉しくなります。
HSPの方にもおすすめしたいし、
身近な人で内向型な自分に悩んでる方や、外向型な人にも読んでもらえたらいいなと考えます。