昨年、沖田×華さんの漫画を探してたら、図書館で見つけました。
- 作者: 沖田×華,君影草
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 単行本
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原作は君 影草さんで、その息子さんであるヨシ君のこれまでを沖田×華さんが漫画で描かれたものです。
学習や日常生活でサポートを必要としているのに、療育手帳がもらえない子がいるということ。
健常者でもなく、障害者でもない知的ボーダー(境界知能)
どこにも属せないグレーゾーンの子どもたちって、もしかしたらすごく多いのかもしれないと思いました。
周りからは見えにくい・わかりにくい障がいで、相手の無理解や心ない言葉を目にして、やりきれない気持ちや憤りなど様々な感情がざわめいて…読んでてすごく辛くなりました。
登場してくる教頭先生や男の担任の先生が、ぶっちゃけ最悪でイライラしました。
子育てだけでもいっぱいいっぱいで大変なのに・・・旦那さんが浮気、そして離婚。
子どもの自傷行為、更に追い打ちをかけるかのように君さん自身不調に苦しめられる…などなど。
とにかく辛くて苦しい最中、子どもと向き合い、子どもの意思を尊重し、最優先する姿にとても胸打たれました( ・_・̥̥̥ )
〝義務教育は、どんな子どもにも教育を受けさせる権利がある〟
↑ ↑ 漫画に登場してくる健康学園の先生?が仰っていた言葉で、君さんはこの言葉に救われたんだと思いました。
話が少しズレてしまいますが…
障がいのあるなしに関わらず、その子の性格や個性、子どもの要望にあった形で、教育が提供されて欲しいと心から願います。
学校に通う事が全てではなく、フリースクールや、ホームエデュケーションとか、勉強する手段がバリエーション豊富になっていけばいいなぁと考えたりします。
親や周囲が子どもに押し付けるのではなく、まずは子どもの意思を尊重して欲しいです。
・・・・もちろん、容易なことじゃないかもしれないけど、1番はやはり、子どもがどうしたいのか?を大切にしてあげたいです。
読んでいて、療育手帳の交付対象について少し理解出来ました。
うーん、それでも勉強不足だ。まだまだわからないことばかりでございます( ̄▽ ̄;)